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クリストファー・ドレッサー:「デザイナー」の起源

1834年スコットランド・グラスゴー生まれ。
近代デザイナーのさきがけ。いち早く産業化を遂げた英国で近代デザイン・デザイナーのさきがけとして活躍した。
家具、金属器、陶磁器、ガラス器、壁紙やテキスタイルと様々なジャンルのデザインを手懸けた。ジャポニスムの影響も受ける。
ロンドンのデザインスクールで植物学を研究。植物図案家として装飾デザインを開始。
1862年、ロンドンで第2回万国博覧会が開催され、日本の美術工芸品が展示された。ドレッサーもジャポニスムに注目し、日本美術の研究をする。陶磁器やテキスタイルデザインに影響を与える。ドレッサーは50社以上の会社にデザインを提供。フリーランスのプロダクトデザイナーでとして活躍した。

代表作
ガーデン・チェア(1867年)鉄、鋳造
小花模様のティーカップ・セット(1875年)ボーンチャイナ、色絵
帽子掛け(1875年頃)鉄、エナメル塗装
卵立て(1878年頃)金属、銀メッキ
植物・虫模様線刻ティーセット(1879年)真鍮、錫メッキ

ドレッサー作品